作業場 コンテナハウスから予定変更

今年の夏前後は犬の散歩以外はほとんど自宅で生活していたのだけれど、そろそろ自宅を処分して生活の拠点を山の方に移動する準備を本格的に進める気になってきたので、作業場の確保を具体的に決める作業にとりかかることにした。

作業場のスペースは面積的には最低10坪ほど必要なので、自分の好みとコスパで考えて40ftのコンテナを改装して作業場にするつもりで脳内でいろいろとシミュレーションしてみたりしていたのだけれど、最大のネックとしてコンテナの幅が狭いということがある。

コンテナの本来の使用目的には陸路では一般車両として道路を通行するという大前提があるのでこれは致し方ないところなのだけれど、自分が必要な作業には幅が足りない。せめてあと2m、あるいは1mでもいいので幅があれば…というところで、コンテナの横腹を切開して増築することなど考えていたのだけれど、積雪時の耐荷重の補強などを考えていると、ただでさえ近年コンテナ設置は法的に煩いっぽいし、自分にとってコンテナの魅力であるシンプルさと堅牢さをスポイルしてしまうことになって、そんなことを考えていたら気分がコンテナから徐々に遠ざかってしまった。

コンテナを候補に入れていた理由のひとつには、作業場にする予定地は現状では細長い土地しか余っていないということがあって、なので、必要な幅を確保しても全体としては長細い建物にしなければならないということがある。また、いつもリビング代わりに過ごしているポーチからの眺めも出来るだけ犠牲にしたくなくて、作業場の全高はなるべく低く抑えたいということもあったので、室内高≒全高のコンテナはそういう意味でも魅力的だった。

具体的には2間×5間とかの何らかの箱モノを確保したいのだけれど、昔ながらのいわゆる”プレハブ”の出物などは最近ではほとんど見かけなくなった。中古で流通している箱としてはコンテナサイズに準じたユニットハウスがメインで、1間(またはその半分)のパネルと柱を組み合わせてレイアウトの自由が効く昔ながらのプレハブとは自分の目的としては別物である。海外のサイトを見ていると2間×5間とほぼ同じサイズの12ft×24ft(訂正:12ft×24ftは2間×4間。ガレージサイズのキットは10ft×20ftとか12ft×24ftというものが多い。)のキットハウス的なものは新品でもわりと手頃な値段で結構たくさん見ることが出来るのだけれど、国内ではかなり選択肢が限定される。

セルフビルドという手もあるのだろうけど、その原動力となる夢や希望や解釈が今の自分には希薄である。強いていえばコスト面のメリットが有れば有るという程度だけれど、作業場として機能させる10坪分の材料費はなんだかんだでそれほど安くもないだろう。

そんなことを考えながらウロウロしているうちに、スチール物置メーカーが作っている事務所などで使うための○○ハウスというシリーズの中古の出物があって、サイズ的にも良い感じだったのでそれにしようと思っている。メーカー違うけど大ざっぱにこんなの↓

面積的に若干足りないので時期を見て道路側に延長して増築しようと思っているのだけれど、そのくらいの元気なら有りそうだし。

土地が道路側に狭くなっている逆三角形なので隣地の地主さんに相談して…ということを前に書いたのだけれど、その後、隣地を分割して一部を譲っていただくという様な話を持ちかけて了解を得て書士さんを交えて話を進める中で、隣地は1筆で1000坪ほどの大きさで現況はどう見ても昔からの山林なのだけれど、登記簿の地目がまさかの「畑」になっていて故に例の農地法のアレとかが絡むことと、書士さんが以前近隣の登記作業をする中で隣接の地主がちょっとスジっぽいアレな方で今回の分筆にはその方も立ち会う必要があるのでたぶん無理っぽいし、測量するのにはその土地の立木をほとんど伐採しなければならないなどいう理由があって、現実的に分筆は不可能に限りなく近いという話になって、隣地の地主さんも「じゃぁ、1筆まるごと買えば良いんじゃね?」みたいなことをおっしゃって下さったのだけれど(ちなみに約1000坪で30万円ほどというスペシャルなプライス)、自分には子供もいないしその後の面倒が見られないのでとやんわりお断りして、土地の名義はそのままで隣接する自分の使いたい部分の地上権的なものを譲っていただくという様なことで話が進んでいる。現状が「農地」なので縛りが大きいのだけれど、確認出来る範囲で過去半世紀以上現況が山林なので農業委員会を通して地目を「山林」に変更する手続きが可能なのだそうで(公式なものかローカルルールなのかは知らない)、現在は地目を変更する手続きをしていただいている。

とうことで、目下、中古のスチール物置はどうやったら見栄えが良くなるのかという壮大なテーマに取り組みながらちょっと地均ししてみたり中。

地均し

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