山暮らしの湿気対策

自分が生まれた家もそうだったのだけれど、すぐ傍に森や林があったりすると今からの季節は家の中の湿気に悩まされる。

この犬小屋も例外ではなく、建物の裏手は山を切り崩して造成してあってそこからずっと山が続いているのだけれど、切り崩した山の土手が建物に迫っていることもあってそちら側の部屋は特に湿度が高くなる。

建物の裏手

建物の裏手。土手との間がそれほど無く、日当たりも悪いのでミョウガを植えるのには良いけれど。来た当初は画像奥側の土手が崩れて排水路も埋まっていた。

ここに来た当初、未塗装だった室内側のログに天然素材系のステインを塗ったのだけれど、ひまわり油などの成分が栄養となったのかその前からあったものが目立つようになったのかはわからないが、カビが発生した。

ログに発生したカビ

ログに発生したカビ

ログハウスにありがちな感じで、この小屋も布基礎の立ち上がりは70cmほどあって一般の住宅よりは高めになっているが、それでも梅雨時には室内もかなり湿度が高くなる。

ログハウスの基礎

基礎の立ち上がりは一般住宅よりも高め

最近では人間たちもこの小屋を拠点とする様になったので生活用品も増えていて、とくに仕事で使うものや衣類なども置いているので仕方無く除湿機をかけている。

もう少し何とかならないものかと検討しているところなのだけれど、少し調べてみると、湿気は主に地面から上がってくるのらしく、それをできるだけ遮断するというのが一般の住宅建築でも防湿のセオリーなのらしい。

布基礎の場合は地面と建物の間を防湿シートで塞ぐのらしく、更にはその部分を防湿シートの上からベタでコンクリートを打ったりすることもある様で、言われてみれば自宅の基礎はそんな構造になっていた気がする。

このログハウスの床下は地面の部分は土の上に砕石が敷いてあるだけになっているので、この上から防湿シートを敷き詰めればある程度の効果は得られるかもしれないので、いずれやってみようと思う。

ログハウスの床下

床下には砕石が敷き詰められている。写真を見て気づいたが、砕石が湿っている様に見えるので、防湿シートの効果は期待できるかもしれない。

もしそれでダメなら床下の換気を考えることにする。もしそれでも芳しくなければ逆に開き直って飲料水でも作ろうか。(こんなのとかこんなのとか…要は除湿機に溜まるはずの水を逆浸透膜フィルターなどでろ過するという理屈だろうから、除湿機にもなるだろう。)

竹炭やゼオライトなどの吸湿素材もある程度の効果はありそうな気もするが、除湿機に溜まる水の量を見ていると、ピアノに入れる乾燥剤の様に量的には気休め程度な気もする。

山の憂鬱な梅雨時を、何とかできるだけ快適に過ごしたいものである。

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(追記 2017.2)
後日、作業場を作る際、土間コンの下に↑この防湿シートを入れた。近所の農業の方(主にビニールハウス)がこのシートを見て、これは間違いなく効きそうだと言っていた。作業場はまだ稼働していないので、追って結果を書きたいと思う。

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