「大草原の小さな家」動画配信 @Netflix

そろそろ思考を現実の生活に戻さなければいけないのでストリーミング動画ばかり観ていられないと思っているこのタイミングで、Netflixで「大草原の小さな家」(シーズン1と2)の配信が始まってしまった。きっとこれは誰かの罠である。

オリジナルのテレビドラマ(アメリカ)が1974年〜1982年に制作・放送されていたものを、日本でもほぼ同時進行でNHKが1975年から吹き替え版を放送していた。この期間はだいたい自分の小学生時代と重なるのだけれど、ウチでは「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」を見る様にしてこの「大草原の小さな家」を見るのが毎週末の夕方の習慣になっていたので、感覚的にはローラやメアリーは自分の従姉妹くらいの親近感がある。

以前アメリカにドライブ旅行に行ったときに、機会があればこの「大草原の小さな家」に所縁のある場所を訪ねたいとも思っていた。テレビで見たローラやメアリーやジャック(犬ね)が走り回っていた場所そのものの空気感を一度感じてみたいということで、原作に出てくる実在のウォールナット・グローブやプラム・クリークよりもドラマの撮影場所を訪ねてみたいという希望の方が大きかったのだけれど、このドラマの撮影場所がカリフォルニア州の某所で現在(その時点で)は既に取り壊されていて撮影時の面影は無い・・・などということを調べるのがその当時の自分には精一杯で、結局は諦めた。

しかし同じ様なことを思っている人もいまだに多いのらしく、現在ではYoutubeなどで撮影場所を窺い知ることが出来る。↓この動画とかそういう意味で秀逸。

どこか↓この辺りなのらしい。

今までNHKの吹き替え版でしか見たことが無かったので、字幕版で聞くリアルな声はこれがまた新鮮に感じる。ローラの「はい、父さん」は「Yes,Pa」だったりする。

自分は特に、何かの障害があるんじゃないかというレベルに子供の頃の自分の記憶が薄弱で、このドラマを観ていた頃の実生活の記憶というのは本当にかなり乏しいのだけれど、驚いたことに第1話目(実際にはパイロット版らしい)からエピソードに出てくるシーンを断片的にではあるが覚えていた。エドワーズさんが川を渡って凍えそうになりながらサンタさんから頼まれたクリスマスのプレゼントを持ってきてくれるところとか、父さんが不在の夜、母さんが暖炉の前で椅子に座って銃を持って家を守っているシーンとか・・・。

この歳になってひねくれたジジイ目線で見ると、ストーリーの”古き佳き”アメリカの保守目線はいろいろ思わないではないところもあったりするのだけれど、自分が後年、たとえばペンドルトンのシャツだとかフィルソンのジャケットだとかレッドウイングのブーツだとかを好む様になった原点はたぶんこの辺りなんだろうとも思うし(現在はコメリかしまむらだけど)、今の生活(犬小屋)に辿り着くまでに働いた潜在的な意識も多分にこのテレビドラマからも多くの影響を受けているのではないかと思う。

なので、このタイミングで「大草原の小さな家」が配信される様になったことは、やっぱり誰かの罠だと思う。Netflixは1ヶ月無料体験できるので、同世代のみなさんどうぞご一緒に。(罠)

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