仕事と生業

昨日からこの辺りでは強い風が吹き荒れていて、近所の畑のビニールハウスやネットが破れたり、自宅の玄関の軒天が飛んだり、庭の木が倒れそうになったりした。いつも廃菌床をいただいている方のビニールハウスも破れたので片付けを手伝ったり、庭の木を高さ半分ほどに切ったり、また、影響が無いかあちこち見回ったりとバタバタとして過ごした。で、こんな時には意外と体がよく動く。

大雑把に、食い扶持を稼ぐための仕事を”生業”というが、自分の中には前記事の“素人と玄人”の様な考えがあるので、この”生業”の定義というか位置付けは少々複雑になる。が、ここでは面倒なので食べるための仕事として考える。

「自然」という単語は明治以降の翻訳語であると以前記事に書いたのだけれど、「職業」という単語もまた同様に明治以降の翻訳語である。まぁ、何をか言わんやなのであるが、自然という語の不自然さみたいなものを内包しているわけである。

昨今自分は作物や畑の土などには興味津々なのだけれど、「農業」にはどうしても目が行かない。どちらかといえば背けたくなるのだけれど、こうして考えてみれば「農業」は「職業」であるからというのがその理由なのかもしれない。

破れた防風ネット

青い空と白い雲と強風で破れた防風ネット

この画像の背景がどんよりとした曇り空とかだったら別に何もそこまで思わなかったのかもしれない。この青い空と白い雲と強い風は多分ひとつのセットなのだけれど、「農業」という視線からはこれを敵に回さなければならなくなるという虚しさを感じる。

もう少し色々書こうと思っていたが、今日は少し疲れ気味でなんだか眠い。おやすみ。パトラッシュ。

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