シンクロニシティ

今朝、自宅の郵便受けに例のフランス人の知人から送られた彼の新しい作品が届いていた。

包みが届いた

前にもらった手紙の返信などもずいぶん長いことしていないのに突然送られてきたのでそれだけでも喜びもひとしおである。

久しぶりだったこともあったので添えられていた手紙は結構長いものだったのだけれど、ここ最近このブログに書いていることや書きながら考えていることなどへのコメントの様な内容も多々あって驚く。

もちろん彼は日本語が読めないしインターネットを使うことはない。しかし、彼はいつもこうなのである。いや、本当に、こんなことが多い。

東日本の震災から2〜3ヶ月経った頃だったが、相方の旧知の知り合いとばったり出会ったことがあった。その人は昔から霊感の強い人なのだそうで占いの様なこともやったりするのだけれど、ついでに自分も見てもらうという流れになった。

「あなたは将来は山に住む。自分でその辺にある様なものを使って仙人の様な生活をする。」みたいなことを言われた。残念ながら寝太郎さんのBライフはまだ読んでいなかったのだけれど、ちょうどその頃にはレヴィ・ストロースの「野生の思考」や「悲しき熱帯」を読んでいた最中だったので、ブリコラージュ(参照→Wiki)とつながって自分的にはちょっと嬉しい気がしたということがあった。

野生の思考の原題はパンセ・ソバージュで、パスカルの有名な”人間は考える葦”の「パンセ」に当てつけているのだけれど、ちょうどその日にそんなことがあった後で受け取った彼からの手紙には、両方の意味のパンセが書かれていておまけにパンジー(フランス語でパンセ)の走り書きの挿絵と花びらまで同封してあった。もちろん、その以前にはひと言もそんな話はしていない。

シンクロ

そうかと思えば昨年の正月などには、相方と彼の話をした瞬間に彼から電話がかかってきたなどということもあった。

馬鹿馬鹿しいと思われるかもしれないが、こんなことは実は犬たちには日常的にあって、4匹もいるので分かりやすいのかもしれないが、自分の帰ってくる時間が分かったり、二手に分かれて散歩してもぴったりのタイミングで落ち合う様なことが間々あったりする。

自分などは最終学歴も低く、ひとつのことに根を詰めて取り組める様な知力や集中力が無いこともその動機となっているのかも知れないのだけれど、自分がああだこうだと色々考える最終の目的地は結局「理性を否定」したいというところにある。

何かまた話が変なところに行きそうなので、今日のところはこの辺で。

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