で、ジャガイモの話など

今年植えたジャガイモの成長は昨年よりもまばらでなかなかタイミングが揃わず躊躇していたが、今日はジャガイモの脇芽かきをした。

脇芽かき

先日もチラッと書いていたのだけど小屋に隣接する山林にはここから少し離れたところに住んでいる方の畑があって、小屋で暮らし始めてすぐの頃にこの方にその畑で獲れたジャガイモをいただいたことが、自分が食物や作物に興味を持つ直接のきっかけになっている。

このブログのいちばん最初の記事でハッシュドポテトを作っていたのも、そもそもはこの方にいただいたジャガイモが美味くてマイブームになっていたからで、その記事内で既に勢い余ってジャガイモ畑を作ろうとしていることを考えればやはりこれは大きなきっかけだった。

なのでこれはまったく偶然なのだけれど、調べてみるとこのジャガイモは主食となり得るほど栄養価も高く、栽培も簡単で炭素循環農法でなくとも肥料や水遣りもほとんど要らず、土地の温度や土の質や日照条件にも広く対応する様だし、土の中で成長するので虫や小動物の食害なども起きにくく、比較的短期間で収穫出来て、保存も比較的容易…というとてもステキな作物だということが分かって、自分の中では今となればこのジャガイモの存在感は非常に大きい。

オフグリッドやサバイバルな暮らしという意味で、自給用の作物としては欠かせないのではないかと思っている。いろいろ調べている中では、ダーチャの地下室いっぱいに無造作にジャガイモを蓄えてある画像なども見かけたし、歴史的にもこのジャガイモは日本も含めて世界のいろいろな場所で人々を飢餓から救った様である。

ナス科の作物は連作障害が出るらしいのだが、炭素循環農法ではそれは起きないのらしい。連作障害の原因を土壌中に含まれる養分のバランスが崩れた結果と見るのが一般的な在来農法の見方であるが、炭素循環農法では養分の吸収はあくまでも微生物の働きの結果として見て、故に窒素・リン酸・カリなどの肥料も畑に入れないという理屈なのだけれど、酵素の働きなどを調べているとあながちそう言えない理由も無くなっていく印象が深まるので、しばらくは実験的に連作を続けてみようと思っている。ちなみに、先日植えた夏野菜もナスは昨年と同じ場所に植えてある。

昨年植えたジャガイモにはミニトマトの様な実がついていたのでその中には種があるのだろう。農作物は人工的に改良されたものであるので一概には言えないかもしれないけれど、放っておけばその場所にまた芽が出ると想像したなら自然と連作になるはずで、それほど理に適わない話では無いはずである。

いずれはキッチンの床下かこの土地の斜面を利用して、半地下のジャガイモ貯蔵庫か貯蔵小屋なども作ってみたいと思っている。

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