来年は菜の花を作ろう

小屋暮らしを始めてから食事の嗜好が変わったことは前にも書いたけれど、今年はこの時期、無性に菜の花が食べたくて仕方がない。

近所のスーパーには地元の農家が作った作物を並べているコーナーがあって、最近は菜の花や様々なアブラナ科の菜花が並べられている。

地元の畑には確かに菜の花を見かけることもあるのだけど、何となく空いた時期に空いたスペースで雑然と作っているというイメージがあって、実際他の野菜の様に年間を通じてスーパーに並んでいるという印象も薄い。なので、どうせ空いているのなら花も咲くしくらいの理由で作っているのかと思ったのだけど、調べてみると栄養価も高く栽培も簡単なのだそうで、何故通年スーパーに並ばないのかが不思議なくらいの作物である。

ほうれん草などと違って茹でてもあまり目減りしないので、一人で一袋分も食べると結構な満腹感がある。他の菜花類とも合わせて調理法も色々と工夫すれば、結構なバリエーションにもなりそうだし、来年は是非とも菜の花を栽培したい。

昨年は、炭素循環農法で作った野菜と比較するために、スーパーで買った野菜もとりあえず生で食べてみたりして味を確認する癖がついたのだけれど、近所の方が在来農法や有機農法で作った野菜を頂いた際などにも比べてみて、何となくではあるが味のイメージが出来てきた。

まだあれこれ言えるほどではないのだけれど、炭素循環農法で作った作物の味は総じてすっきりとしてシンプルで、ほんのりとした甘みと旨みがある様に思う。在来農法の野菜は苦味やエグ味が強くて、生では食べられないものが多い。有機農法のものは味が濃いので甘みや旨味も濃い傾向だが、茄子などエグ味で食べられないものもあった。生産者によるバラツキも多いのだろうと思うが。

また、無農薬栽培に取り組んでいる方には色々と学ぶことも多く、畑の野菜の葉っぱの色などを見ても多少はその育て方を想像できる感じになってきている。

そんな中で、最近食べた薹立ちした白菜の菜花の味からも、炭素循環農法で作った菜の花の味も何となく想像出来るので、種を撒く前からすでに楽しみで仕方ない。

白菜の菜花

(追記)
と思ったら、やっぱり景観用とか緑肥用としての用途もある様だ。緑肥というとマメ科の作物が多いけれど、炭素循環農法では窒素を固定するものは若干微妙なので、菜の花はそういう意味でも良いかも知れない。

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