ドッグランのフェンスをDIYで安価に自作

この小屋で撮った写真の中に犬たちが初めて登場するのが2年前の今日の日付になっているので、相方と大急ぎで自作のドッグランのフェンスを作って犬たちを連れて来れる様になってからちょうど2年ほどになる。

記念に、そのときに作ったフェンスの話などをかいつまんで。

ドッグランを作るにあたっては参考にしようとネットを徘徊してみたのだけれど、ドッグランのフェンスを安価に自作したという話題は思いの外少なかったので、そんなのを探している方の一助となればという願いも込めつつ。


(↑ドッグがランな動画があったので写真と差し替え(2017.1.23) 撮影はフェンス施行後3ヶ月ほど(2014.9.6))

初代犬小屋のある自宅の庭は業者さんに頼んで樹脂製のフェンスで3方を囲んであるのだけど、予算的にも時間的にも見栄え的にも(背景との兼ね合い)その様なフェンスは最初から度外視して自作することを前提に計画した。

自宅の庭のフェンスと初代犬小屋

自宅の庭のフェンスと初代犬小屋

最初にフェンスのレイアウトを決めてその総延長を測った。約30mほど。それプラス人間の出入り口×3カ所と車の出入り口1カ所。

既製品で自作可能なフェンスを探したがなかなか見つからず、適当に杭などでポストを建てて金網を張り巡らそうかと考えて、杭の打ち方などを動画で検索していた折、防獣柵というジャンルの存在に気付いたのでこれは使えそうだと思いその界隈を検索した。

で、こちら側から眺めると一気に単価が下がって強度もそれなりに有りそうなのが出てきたので、その中から下記の商品を選んだ。

これのみではチープさと無機質さを隠し様がないので「wood fence」などで画像検索して、パッと見のイメージを装飾+補強+開口部などの造作がしやすい様に木の杭に横板を巡らせた様なイメージで仕上がりの絵を頭に描いて、近くのホームセンターで資材を調達して後は現物合わせ。

木の杭

杭は防腐剤を染み込ませたものを選んだ。

フェンスの横板

横板はまったくのダミーなので、コスパのみで杉の貫

杉に防腐剤

杉板に防腐剤を塗る

杭の塗装

杭は根元に穴を掘ってそのまま埋めるので、予め防腐剤と装飾的な塗装を施す。

”とりあえず”という気持ちが大きいのだけれど問題なければ出来るだけ長く保つに越したことはないので、防腐処理などは急ぐ中でもわりととマメにした。

杭は最初のうち、地面にスコップで直接穴をある程度掘ってからカケヤで打ち込んで周りを埋め戻して立てていたのだけれど、数もそこそこあったので近くのホームセンターで下の様な穴掘りの道具を買ってきてそれで掘った後カケヤで打ち込むことにした。スコップで掘るよりもかなり効率が良くなった。

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杭を立てた

杭を立てる。穴堀り器で効率はグンと良くなった。

地面に立てた木の杭にフェンスのポストをステンレスのビスで固定して、金網を端から順に取り付ける。金網の下端は脱走防止のため10センチほど土の中に埋めている。金網自体が樹脂でコーティングされているので今のところは錆などは発生していない。

フェンスの金網

金網の下端は土に埋めている。

最後に開口部を現物合わせで造作。穴の深さや杭の垂直などは結構アバウトで地面自体も緩く傾斜しているので現物を採寸して作製した。デザインはこれも画像検索を参考にした。ホームセンターに在庫があったヒンジを選んだため若干強度不足でヒンジがへたってきたが、扉自体は意外と風雪に耐えて寸法的な変化もほとんど無い。

フェンス開口部の自作の扉

開口部の扉は現物合わせで作製。画像検索では筋交いの向きが逆のパターンも結構あってしばし悩んだ。結局、上辺を筋交いで支えて下をぶら下げるイメージでこのパターンにした。逆だと下辺を筋交いで吊って上辺を支えるイメージで、各辺の接合部(木口のコーススレッド)に引っ張り荷重がかかって耐久性に疑問があるのでは?という判断から。

ということで、2年経った現在もペンキが剥げたこと以外には不具合らしい不具合はない。あ、あった。上の写真は車用の扉でその横が通常の通用口となるが、他の犬やアヤシい人(犬目線)が前を通ったときにウチの若いオスが威嚇して吠えながらこの開口部辺りの金網を噛んで引っ張って”ガタガタいわせる”クセがついていて、扉部分の金網を留めている配線用のステープル(コの字型の釘)のいくつかが抜けている。それと、通用口の下枠を噛んでボロボロにして脱出を試みた?という形跡があったので、その上から貫板を張り増しした。(各開口部の扉下部の地中には杭と同じくらいの太さの木を埋めていて土を掘れない様にしてある。)また、フェンス近くの草刈りをする際に誤って草刈り機の刃を当てて金網が切れた部分もあったりするのだけれど、そこから錆びたり脱走出来そうな穴があいたりということはない。

参考までに、ベースの地面は粘土質の赤土なこともあり、使用目的としては上記の【アニマルフェンス】のみでも強度的には十分だと思われる。

訂正追記:フェンスの外側の工事をするので既存のものを部分的に撤去するために内側にアニマルフェンスのみを仮に設置した。既存の木の杭に支柱をビス留めしたものは思った以上にフェンス全体の強度を上げている様で、アニマルフェンス単体で設置した場合、付属の支柱のみだとフェンスが結構しなる感じで、中型犬以上の大きさの犬がフェンスに飛びついたりした場合にはダメージがあるかもしれない。)
アニマルフェンス比較

支柱にした木製の杭は埋設部が水はけの悪い赤土なので腐れなど心配していたが、2年半ほど経った現在(2016.10)もまったく問題なく良い状態だった。
2年半ほど経過した木製杭
フェンス支柱の木製杭

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(追記)ペットのケージを2つ繋ぐと幸せになれる

あまり関係ないかもだけど、犬のフェンス絡みで思い出したので。
市販の、単純に辺を組み合わせて繋ぐ様なケージだと、同じものを2つ買って組み合わせると広さは4倍になってちょっと得した気分になった(笑)

ケージを繋ぎ合わせるとお得

1+1=4

下の様な6面タイプのケージなら、1つで約1畳の広さが2つでは4畳半になるというのはちょっとびっくりな頭の体操(笑)

1畳+1畳=4畳半!



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