20年目のドコモを解約して楽天モバイルに乗り換えた@山暮らし

前記事からの流れなのだけれど、楽天のポイント稼ぎという不純な動機がきっかけで、長年使ってきたドコモを解約して楽天モバイルに乗り換えた。今流行りの格安SIMというやつである。

山間部でつながるドコモの回線

この山小屋では日によっては電波の状況が微妙なことがあり、その中ではやはりドコモが最も安定している。相方が使っていた某キャリアの携帯は繋がらないことが多かったので増幅器を付けてもらったのだけれど、結局はドコモに乗り換えたという様な経緯がある。都市部でどうなのかは知らないが、採算の取れなさそうな人口密度の少ない山間部などでの通信インフラ基盤の整備は、この20年間山際で各社のエリアが拡大してゆく様子を見ていた自分などにとっては、やはりドコモが群を抜いて最強だと経験的に実感している。なので、楽天モバイルがドコモ回線を使用していなかったら多分無かった話ではある。

楽天モバイルはドコモの端末も通話エリアもそのまま使える

MVNO(仮想移動体通信事業者)の理屈はその思想も含めてまったくよく分からないのだが、要は回線のOEM版の様なもので、楽天モバイルは幸いにしてドコモ回線を使用するのらしい。なので、乗り換え後も電波状況は変わらず、今まで使っていたドコモ端末のSIMを差し替えて設定を手順通りに少し直しただけである。SIMフリーの端末じゃなくてもドコモ端末がそのまま使える。テザリングも問題なく使えているし、速度規制がかかった時の挙動などは、楽天モバイルの方がドコモより安定しているくらいだったりもする。

取り外したドコモSIM

参照:動作確認端末一覧(楽天モバイル公式サイト内)↓
http://mobile.rakuten.co.jp/device/?l-id=header_pc_decvicecheck

携帯番号はそのまま。メアドは新たに用意

MNP(携帯電話番号ポータビリティ)で電話番号は変わらないが、メールアドレスは長年慣れ親しんだ@docomo.ne.jpが使えなくなる。友人は少ないのだが、さすがに長年使っているので連絡先の登録件数もそれなりにあって、メールアドレスの変更の通知を送るのには手間がかかるかと思っていたのだけれど、実際にメールをやり取りする人の数は思っていたよりも全然少なくて、まったくスムーズに事が運んだ。ちなみに、新しいメールアドレスはGmailにした。

利用料は3分の1以下に

仕事上、携帯電話を持たないわけにはいかないのだけれど、使用頻度はごく限られたものなので、月々の利用料金は3分の1以下に圧縮された。(※ これは、ドコモと楽天モバイルの双方の契約プラン(月々の通信の容量)や通話の頻度によっても各契約者で異なると思われる。)

楽天ポイントも貯まる

所期の目的である楽天ポイントも、利用料金はもちろんカード決済にするのでポイントとして還元されるし、加えてショッピングで獲得する月々のポイントが常に倍付けされるという特典が、楽天モバイルの契約中は自動的に付与される。最初から目的が不純で楽天モバイル一択だったので、他の格安SIMと比較したりというブライスのパラドクス的な無駄な手間も省けたのは結構なメリットだったかもしれない。

デメリットは今のところまったく無い

ということで、まだ2ヶ月ほどしか経っていないのでなんとも言えない部分もあるのだけれど、楽天モバイルのデメリットは今のところまったく思い浮かばないというのが正直な感想である。





2017.7 追記

この記事を書いて1年以上経ったけれど、とくに不具合とかデメリットは感じていない。この間に大きな災害(熊本の地震など)があったとき、大手の回線とMVNOではもしかしたら同じ回線を使用しても接続に優先順位などあるかと思ったりして、楽天モバイルや他の格安スマホの回線接続状況をなるべく把握しようと情報を集めた限りでは、MVNOと大手キャリアとで遜色は無い感じだった。

最近のニュースで目についたものを以下に2つリンクしておこうと思う。

格安スマホは年収が高い人に人気!アンケートから見えてきた格安スマホ利用者像とは?
 (産経ニュース 2017.6.14)

「特に悪質」と行政指導のドコモ、さかのぼって解約可に
 (朝日新聞デジタル 2017.7.18)

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