炭素循環農法のスターターはジャガイモなんかが良いのでは

先日ざっくりと耕した建物の横の小さな畑に、炭素循環農法2年目の植え付けをした。

ジャガイモの植え付け

昨日たまたま、昨年廃菌床をいただいていた近所の農業の人と話す機会があって、今年もお願いすることが出来そうでホッとしたところ。来月頃になりそうだが、また頂いた時点で畑に入れようと思っている。

元肥やら石灰やらを撒く必要もないので、今日の作業は適当な穴を掘って埋めただけ。昨年この畑で良く出来たジャガイモを多めに、後は実験的にブロッコリー、赤カブ、ほうれん草の種を蒔いた。

とりあえずの炭素資材の補給とマルチングを兼ねて、昨年頂いてきた竹チップをコーティングして本日の作業は終了。この場所は玄関脇に当たるので、見栄え的な意味も多少ある。

竹チップでマルチング

思うに、炭素循環農法の様なやり方では、肥料を喰わず条件的な許容度の高いジャガイモの様な作物をスターターにした方が精神衛生上好ましいのではなかろうか。

些細なことかもしれないが、余程じっくりと取り組む覚悟が無かったら、思う様に収穫に結びつかないことが続いたりしたら、すぐに違う農法に転向する動機になったりするのではないかと想像する。

育てるのに容易な作物で徐々に微生物を増やし土を団粒化して土の中のサイクルを作っていくというのが、現実的には近道の様な気がしている。前にも書いたかもしれないが、自分の場合は10年後くらい先に、ほとんど放置プレイでもある程度何でも育つ様な土が出来ているのが目標で、それまでは一作ごとの結果が伴わずとも何ら問題はないのだけれど、そういう前提ですらやはり収穫は直接的なモチベーションのキープ材料にはなる。

まあ、失敗した作物もそれはそれで微笑ましいもので、昨年結球しなかった白菜の薹が立った菜花は味噌汁の具になったりスパゲティに絡めて今日の昼ごはんになったりもしていて、クセもなく甘みがあって意外と美味しいのだけれど、そこでも使われなかった白菜は可愛らしい菜の花を咲かせて蝶々を誘ったりしている。

白菜の菜花

今年は稀に見る暖冬で、今日も日中はポカポカと春の陽気で今年最初の蝶々を見かけたが、朝晩はまだ霜が降りるほど寒い日もあったりするので植え付けのタイミングが難しい。この10年後くらいまでの間には、暦や各作物についての知識も徐々に学んでいきたい。

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