引き続き、非常時の玄米食考

前の記事に引き続いて、非常時の玄米食を考えてみたいと思う。

そもそも炊飯袋を試してみたかったことから始まったのだけれど、玄米を炒ったらとりあえずは食べられるということが分かって、少し硬いものの風味もあって嫌いではないし、水も使わず洗い物もほぼ出ないし、おまけに普通に炊くよりも栄養価が高くなるらしいということなども分かったので、今日はこの炒り玄米の応用編を考えてみた。

今でこそ「食」についていろいろと興味を持って調べたりもしているが、少し前までは作る方も食べる方も本当にどうでも良くて、人間用のドッグフード(カリカリのドライフード)みたいなのが無いかと本気で探してみたこともあったくらいなのだけれど、この炒り玄米はそういう意味で結構その理想に近いし、食と体の働きの関係に興味を持った現在の感覚でもかなり満足のできる食品だったりもするのではないかと感じる。

料理にも全く興味がなかったので悲しいことに調理や食材に関する引き出しが無いのだけれど、今日のテーマはとりあえず炒った玄米を食べやすい形にしたいということで、炒り玄米でおこしを作ってみた。


玄米を炒る

昨日と同様に、さっと洗った玄米(1合)をフライパンで10分ほど炒る。

砂糖と水

炒った玄米は一旦容器に移して、砂糖と水を弱火で熱する。砂糖大さじ4:水2くらい。+塩小さじ1入れてみた。

炒った玄米を絡める

なんとなくとろみがついた感じでブクブク泡立ってきたら炒った玄米を投入してまんべんなく手早く絡める。

平らなところに広げる

絡まったところでラップを敷いたお菓子か何かの缶の蓋に移して平らに広げる。

平らなもので押さえつける

もう一枚ラップを被せて底が平らな寸胴の鍋を上から押し付けて整形。

炒り玄米のおこし

そこそこ固まってきたら冷えきる前に型から出して切り分ける。これで完成。


・硬いには硬いが普通に食べれる。

・調理自体はいたってシンプルで難しいところは無い。火を使う時間もトータルで15分程度。

・甘い。砂糖を減らして醤油味にしても美味そう。接着剤が減るとポロポロとこぼれやすくなる?

・洗い物は若干増えるがそこそこ日持ちもしそうなので、まとめて作っておいて食べたい時に手軽に食べるという意味では良いのかも。非常時の甘いものは意外と嬉しいなどというのも東日本の時どこかで見た記憶がある。

・これを主食とする場合、栄養価的にはまあ良いとしても満腹感はいかがなものか。副菜なども摂りにくい。自分1人ならこれは有り。

(追記)
・接着剤として水飴を調べていたら、水飴は古くは発芽玄米の糖化酵素を利用して作られていたのらしく、これは益々興味津々。

(追記 4/23)
・時間が経つと表面の砂糖がベタベタしてきて隣同士や皿にくっつくという案件が発生。対策を要す。

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